2005年2月NY・3月イギリス・ドイツの旅日記 |
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いやぁ〜 今年の花粉はすごいですねぇ。ワタクシ花粉歴3年の駆け出しですが、かなり苦戦を強いられております。人生の半分以上を花粉と仲良く暮らしてきた某先生に言わせるとまだまだこんなもんじゃないらしいですが、2月、3月を花粉のない場所で深呼吸しながら過ごしていた身にはこたえます。久々に成田に降り立った時は日本は白カラス天狗に征服されたのかとビックリしました。どうでもいいことですが、ワタクシ花粉用のマスクは黒い方がいいと思うのですが。黒の方がどのくらい花粉が付着したかわかりやすいですし、何より不気味です。多くのブラック・マスク軍団が街を闊歩したら世界中のマスコミに映像が流れ、日本政府も花粉対策に真剣に取り組まざるを得なくなるでしょう?どこかで売ってないですかねぇ?ブラックマスク。マスクメーカーの方、コレを読んでいたらご一考を・・・(←多分読んでないと思う)(←読んでいてもご一考したくないと思う)。因みに海外でマスクをしてると伝染病患者と間違えられて誰も寄り付かなくなるので気をつけましょう。 さて今年も例年通り空港でひと悶着ありました。ドイツからの帰り、オランダのアムステルダム・スキポール空港でKLMの意地悪なおねえちゃんに当ってしまい、恒例のオーバーウェイト攻撃を受けてしまいました。イギリスから一回荷物を別送したので手持ちの荷物は34kgほどしかなかったのですが、それをダメだとおっしゃる意地悪ねえちゃん。20kgまで抜けと。そりゃ確かにエコノミーの規定は20kgですけど、たいていは少しは大目に見てくれるってもんでしょう?結局2回荷物を抜き取って何とか関所を通して頂けることに・・・と、ところがその時新たな問題が!何とオーバーブッキングで座席がナイ!。オイオイ、アンタがそんなに意地悪するからその間に席が無くなっちゃったのよ、ど〜してくれんの。と泣きついたところで無いものはナイ!結局次の日のフライトを待つしかないということがわかり、アムステルダムに一泊足止め。ア〜ア、参ったな・・・と思いきや。さすがの意地悪KLMも申し訳なく思ったらしく、その日の昼ごはん=タダ!夜ご飯=タダ!!その日のホテル=タダタダ!!!オマケに翌日のフライト=ビジネスクラス!!!!!棚からぼた餅とは正にこのこと。あまりの嬉しさにいつもは泊ったことのないような高級ホテルのレストランでワインを3本も空けたら、ワインは別料金!だそうで、160ユーロも取られてしまいました(泣)。 人生悪いことばかりではないが、調子に乗ると痛い目を見るという格言めいた経験をさせて頂いた貴重な一日となりました。(←タダの馬鹿?) ドイツは今回初めてだったのですが、ビールが美味しいのには驚きました。何気なく自販機で買ったビールでも美味しい!ワタクシイギリスのエールも好きですが、ドイツのビールは格別です。なんでもドイツのビールは法律で品質が守られているそうで、ドイツ人のビールに賭ける情熱が味に現れておりました。素晴らしいぞドイツ!おつまみはソーセージで決まりだ!!! |
またドイツでは犬が街中をノーリードで闊歩しています。オベディエンス競技のように飼い主にピッタリヒールウォークしているのかと思いきや、かなり自由に、結構フラフラ気ままに歩いています。鉄道やバスにもそのまま乗ってしまいますし、デパートやレストランなど多くの公共の場所が犬OKです。むしろ犬が入れない場所の方が限定的なのか、犬禁のところには”僕達はココで待ってマス”と書かれた看板が掲示されています。ドイツ人は規律を重んじるということで有名ですが、犬に関しては厳しさよりも鷹揚さの方が印象に残りました。日本人の考える厳しさと少しポイントが違うのかもしれません。それとも犬という存在が人間社会に深く溶け込んでいる為、存在自体が自然なのでしょうか?歴史と文化の違いなのでしょうか?ビールの場合と同じように・・・ |
また今回はベルリン郊外にあるティアハイムという動物保護施設を見てきました。ドイツでは犬一頭に付き年間70〜140ユーロ(約1万円〜2万円)もの税金が課せられ、ペットショップでの生体販売も禁止されていて、安易な犬の飼育を防止する努力がなされていますが、不幸にも飼育放棄されてしまった犬(他にもネコ、鳥、ウサギなどもいます)たちの為にこのような立派な施設が用意されています。この施設には税金は使われていないそうで、個人の寄付と会員の会費で運営されているそうです。施設の動物達は病気があれば治療し、不妊手術を施され、マイクロチップを埋め込まれます。毎日、特に週末には多くの市民が人生のパートナーを探しに訪れ、気に入った子が見つかれば施設スタッフの面接を受け、飼い主として適切と判断されれば220ユーロを払い犬を引き取ることができます。このような犬を安易に飼わない、安易に殺さない努力と工夫は是非見習いたいですね。これは犬に対する深い愛情とも言えますが、むしろ犬に対する”正しい行い”(="Rights")、すなわち権利と考えた方がいいと思います。そう考えるとドイツ人の犬に対する寛容さがどこから来ているのかも理解できるような気がします。日本もそのうちドイツのレベルに追いつけたらいいのですが。やはり歴史と文化の差なのでしょうか? |
そんなことを考えながら続けてきた旅も日本に帰れば花粉でギャフン!全て忘却の彼方です。日々是決戦。タダひたすら鼻うがいをし、点鼻薬をつけ、目荒いをし、目薬をつけ、それでも鼻が詰まって明け方には首を絞められる夢で目が覚める毎日。当然思考能力は低下し、脳の活動は植物レベル。もしアナタが今回のカタログにご満足できないとしたら・・・それは花粉のせいです。そうみ〜んな花粉が悪いのです! それではあまり期待しないで覗いてみましょうかね・・・ |
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